以前、Seeds Conferenceで出雲社長の講演を伺い、99%失敗すると言われた事を459回繰り返すと99%成功するという話ですが、当日は目から鱗が落ちる話でとても記憶に残りました。彼のプレゼンの鉄板ネタなのだということは後日知りましたが、そもそもどういう計算式で失敗する確率99%が459回で成功する確率99%になるのか、よく忘れてしまうので、こうしてブログに書いてメモしておこうと思います。
式
成功率1%をn回やってn回すべて失敗する確率
(1-1/100)^n
これを1から引いたものがn回中、少なくとも1回成功する確率
1-(1-1/100)^n
n回やって少なくとも1回成功する確率が99%を超えるのは
1-(1-1/100)^n>99/100
これを解く
n>458.2…
n=整数、ということで459回
少なくとも1回成功するという確率を求めているだけなので、現実に458.2回失敗したからって459回目に成功するとは限らないわけですが、私はこの話を聞いて失敗するということに対する意識が大きく変わりました。
私は失敗したことがない。
トーマス・エジソン
ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
最初の一歩を踏み出せないのは、思った通りの成果につながらない(だから失敗だ)という事象の捉え方しかできていなかっただけで、単にうまくいかない方法の1つを発見しただけだと考えれば、継続することで成果につながるということだと考えられたからです。そこから、学校で習ってきた算数も数学も、物事を自分の慣れた方向以外から多面的に捉えるツールだったのだと再認識して、日頃の生活にも活かし始めました。
基本に立ち返るというのは大切な事だという事で、このブログの最初のネタにいたしました。
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